以前に沖縄に短期滞在をしたことはあるが,その際はマンスリーマンションを利用して,家を残したままの滞在であった.住まいを移しての本格的な沖縄移住は今回が初めてである.
家も決まり,職場も決まり,引っ越し業者も決めた.移住が現実味を帯びてきているが不安がないわけではない.

今はネットで様々な人の移住経験談が手軽に手に入る.いろいろなサイトを読んで,移住の知識を集めている.実際にやった方がよい事,やった方がよかったことも紹介されているので,移住前にやった方が良さそうなことはやっておくことにした.

まずは職場探し

沖縄の平均収入は全国ワーストでとても低い.ネットで情報を探していると,平均収入云々の前に就職自体に苦戦することが多いようだ.沖縄の企業ではポストに空きがあり,募集に現地の人と本土の人から申し込みがあった場合,現地の人を優先する事が多いという情報もあった.なぜならば本土の人は様々な理由で短期間で,本土で戻ってしまうことも多く,やめられたら次を見つけるのに苦心することが多いからという事であった.

ほかに注意すべきは住民前である.住民税はご存じの通り前年の収入に対してかかってくる税金である.特に都市部から移住の人は,現在年収が高い人が多いと思われ,移住により収入が下がった場合に,住民税が捻出できないケースもあると聞く.

翌年の住民税に関しては念頭においておかないと泣く泣く内地に戻る事になってしまうようだ.

話が脱線してしまったが職探しについては,職業柄選択肢がいくつかあり,面接してじっくり決めることができた.スキルに助けられた形である.

住居探し

職場が決まったら今度は定住先を決めないといけない.車社会になるため,駐車場付きの物件から探したい(駐車場ついていないと近所の駐車場を別で決めないといけず手間がかかる).ネット情報では平均収集が低いため,賃貸の家賃は安いと書いてあるところが多かった.実際に探してみたところでは,確かに物件を選ばなければ安いところはいくらでもある.夫婦ですむなら2K以上が普通と思うが,それならば3万とかで借りられる.築年数や設備などは家によって違うので実際に内覧して決めるのがベターである.

車のサビ止め

沖縄は沿岸地方である.どこにても塩害の可能性がある.車は常時屋外に存在するため塩害の被害は深刻であろう.車は金属の塊であるため,塩害は「サビ」という形で出現する.錆びた部分はもろくなり,穴が開いてしまうこともあるという.沖縄は車社会のため,車は必需品である.よって車のサビ対策は必須であると.近世代の車は塗装の技術が著しく発達したため,塗装がしっかりしている部分はサビの心配は少ない.よって対策のターゲットは自ずと金属が露出している部分になろう.金属の露出部位=車のおなかや脇などがメインになってくるだろう.飛び石でボディの塗装が剥がれた部分も忘れてはならない.

おなか部分の錆対策は,アンダーコートというコーティングがヒットした.ほかにサビ専用のコーティングも存在するようであるが,お値段がとても高い.比較的小さな車でも10万前後.とてもそんなお金は出したくない.ということで普通のコーティングで探してみる.コーティングといえば,株主にもなっているキーパーのコーティングが真っ先に思い当たる.

試算してみるとボディのコーティングとアンダーコートを合わせても3万円強で実施できそうだった.Keeperのコーティングは以前に何度も施行したこともあるし,品質は信頼している.ということで早速最寄りのKeeper labに予約を取った.いつの間にかネット予約ができるようになっており,日付と時間と車種を選ぶだけで予約が完了できた.

最寄りのキーパーでもアンダーコートが可能かと思って予約したのだが(予約メニューは存在し,予約自体は可能),予約が完了したらお店の方から折り返し「当店では施行不可能です」という旨の連絡が入った.ボディのコーティングだけならばどこでも施行可能だが(それこそENEOSなどの提携店でも),アンダーコートはギャッジの装備がないと施行ができないので可能な店舗が限られているとのことであった.最寄りの対応店舗を教えて頂いたところなんと東京都にしかないという事であった.片道90分ほどかかるので距離はあるが,施行できない物は仕方ないので予約して行く事にした.

コーティング施行自体は3時間程度で何も問題なく終了した.待ち時間は,近所のレストランで昼食を食べて過ごした.そしてコーティングしたら車がピカピカになって出迎えてくれた.施行前が洗車もしていないような状態だったので,比較するのも憚られるが,本当にピカピカである.アンダーコートは変化が確認できないが,きちんとやってくれていると信じようと思う.これでサビの心配は少なくなった.

ただ沖縄に行ったらこれまでよりもマメに洗車を行うように指導をしてもらった.特に台風通過直後は絶対に洗車をした方がよいとのことであった.大切な愛車のために素直にアドバイスに従うことにしよう.

洗濯機の買い換え

今使っている洗濯機は,購入してからすでに16年の月日が流れている.乾燥機能もない全自動洗濯機である.乾燥機能のない洗濯機は故障が少ないようで(ただ回るだけの単純な構造だからか・・)特に問題になることもなくこれまで過ごしてきた.しかし,最近は洗剤をたっぷり入れても洗濯物から洗剤の匂いが全くせず,素材の匂いがする.すごく薄いもの(薄手のシャツや下着など)はまだ洗剤の匂いが感じられるが,それ以外はとてもいい匂いとはいえない匂いがする.うまく洗濯できなくなってきたのだろう.まだ動いてはいるが,さすがにそろそろ寿命が来ているのかもしれない.壊れてしまうまで使い倒してから新しく買ってもよいのだが,白物家電はお値段がはる物である.地方で購入するよりも首都圏で購入する方が競争の原理が働きお安く手に入るのは明白である.ネットで購入しても,大型商品はそもそも配送対象外だったり,法外な送料がとられる可能性もあり,壊れそうな大型家電は移住前に買い換えて置くのが吉だと判断した.ただしドラム式洗濯機はサイズが大きめなので物件によっては,搬入できないというトラブルもあるという.買い換えをするのは,物件が決定し搬入経路を確認してからが吉だと思う.ボクは確認する前に購入してしまい,引っ越しするまでせっかく購入したドラム式洗濯機がきちんと搬入できるかドキドキだった.