勢いで始まった沖縄生活も半年が過ぎた.だいぶ沖縄生活にも慣れてきた.これまでに感じた事をいくつか書いてみようと思う.

ドライブ中に見つけたコーヒーの実

沖縄は雨が多く意外と寒い

沖縄というと”晴天と海”のイメージがある.引っ越してきた10月はまだ夏であったので,確かに晴れている日が多かった.青空の下の海も非常にキレイであった.しかし11月からは打って変わって曇天・雨天の日が多くなった.北風も徐々に吹くようになり,太陽が出ないので気温以上に寒さを感じる.内地から引っ越してきたら沖縄の冬は,寒さを感じず快適だと思っていたがそんなことはなかった.ダウンジャケットも羽織ったし,就寝中には羽毛布団も大活躍した.海を満喫しようと思っていた休日も雨天が多く,なかなか遊びにいくような晴天には巡り会えない.

”野菜が高い”は嘘

引っ越しの前,様々なブログサイトにお邪魔して沖縄生活の情報収集を行った.情報の中には”内地よりも異常に野菜が高い”というものがあった.以前は野菜はあまり買わなかったので気にしてなかったが,年を重ねる毎に野菜のありがたみを実感するようになってきており,野菜の値段に関しては懸念事項であった.

しかし実際には野菜の高騰を感じる事はなかった.特に諸所でみかけるファーマーズマーケットでは,大量の野菜が安価で売られている.その値段は内地のスーパーで買い物をしていた頃よりも圧倒的に安価だと感じる.

特に沖縄産のものはびっくりするような安価で売られている.これまでの生活で野菜が高くてすごく困るという事は全くなかった.

よく使っていた食材で確実に高いと感じるのは”もやし”くらいである.もやしは沖縄産なのだが,内地の数倍の値段はする.沖縄人がチャンプルーなどでもやしを大量消費するため,需要が供給に追いつかないと噂があるが,真偽は定かではない.

愛車とドライブ

”収入が下がる”はおそらく本当

沖縄は給料が安い.これも移住前に得ていた情報である.おそらくこれは本当である.バイト募集や社員募集など公告は多々目にするが,条件面に書かれている数字は関東で目にしていた数字よりもかなり低い.もちろん高収入の人もたくさんいるだろうが,平均収入は内地よりも低いのだろうと思わされる.

渋滞がひどいが本当

沖縄の渋滞はひどい.時間と場所によっては,通常の2-3倍程度の時間を要する事もある.特に都市部の渋滞は深刻であるらしい.それもそのはず,沖縄は完全な車社会である.公共交通機関はほぼ使えないと考えた方が良い.那覇ならばまだバスがあったりはするが,少し那覇から外れると公共交通機関は使えない.あっても便が少なくルートが限られているので,待ち時間を考慮すると車移動の数倍の時間が必要になる.

坂も非常に多く,自転車での移動もなかなかハードである.頑張って自転車で移動したら汗をとてもかくし,にわか雨もよく降るので濡れることを覚悟しないといけない.にわか雨は本当に突然やってくる.すぐやむこともあるし,やまないこともある.

それら事情により県民はほぼ車移動である.そして一人一台レベルで車を持っておりそれぞれが通勤等で使用するため,通勤・退勤アワーは大渋滞が必至となるのは想像に難くない.