2023年2回目となる大分帰省をしてきた.
沖縄から他県に行く際には必然的に飛行機移動となるが,那覇空港から大分空港への直通便は存在しない.よって大分に行く際には福岡空港へ行き,そこから車か電車で移動する事になる.鹿児島空港でも行けるのかもしれないがあまりに距離があるため非現実的だ.
福岡空港経由の場合でも移動だけで半日ほどかかるため,1泊2日だと辛い.ということで月曜日有休をもらい2泊3日で行ってきた.
1日目
朝8時過ぎに自宅を出発し10時頃の飛行機に乗る.福岡に着いてレンタカーの受け取りをしていたらもう昼過ぎだ.幼児連れの旅行は大変だ.お腹がすいたら我慢なんてできないで泣きわめくので,お腹がすく時間になる前にお店に入れるように動く必要がある.大人だけならば入店まで30分待ちは余裕だが,子供達は待ってなんてくれない.したがってなるべく待たなくてもいい店を探さなければならない.座席が広くないと荷物が多いため物を置く場所がなくて大変だ.子供がいなかった頃に比べて店の選び方の基準が変わってきた気がする.狙っていた九州で有名なうどんのチェーン店が満席で駐車場にすら入れないので,すいてそうなジョイフルに入店し何とか昼食にありつくことができた.ランチを食べたらもう14時前.ここから高速道路に乗り移動する.別府までの移動時間は2時間ほどだ.ランチ後に車に乗ると心地よい振動なのかすぐにお昼寝してくれるので快適に移動することができた.別府に着いたらもう16時である.空港での待ち時間やランチの時間もあるが,移動で8時間もかかったことになる.1日目はほぼ移動で終わってしまった.初日の宿泊は別府市内で老舗の杉乃井ホテルを予約しておいた.宿泊するのは10年ぶりである.以前はなかったはずの新しい宿泊棟ができていたりして景気がいいんだろうなと邪推してしまう.今回はリーズナブルに宿泊できる虹館を予約していた.これも新しくできたはずの棟であり内装は非常にキレイであった.杉乃井ホテルは色々な施設がはいった複合的なレジャーホテルになっている.水着で入れる温泉プールがあるので,夕食前にみんなで楽しむ事ができた.
入浴後は弟家族・母と夕食の約束をしておいたので合流する.ボクらは宿泊者なので夕食がついていた.弟達はホテルレストランに外来という形で入場させてもらい,みんなで食事を楽しむ事ができた.しかし外来の食事料金は非常に高い.大人7700円だったかな.子供達の分もいれると数万円が一度の食事にかかることになってしまった.
食事後はもちろん温泉につかる.杉乃井ホテルの誇る棚湯を満喫する.冬の時期の温泉は格別だ.沖縄ではなかなか温泉につかる機会はないので,こういった機会に思う存分つかりたいと思う.それにしてもいい湯であった.18歳まで大分県で育ったが,昔は温泉がこんなにいいものであるという気はしなかった.成長して初めてわかる温泉のよさ.すでに大分の親下で過ごした時間よりも,自分で切り開き自分で選んだ場所で過ごしてきた時間の方が長くなっているが,時には帰省し子供時代に思いを馳せるのもいいものだと思う.
2日目
朝から実家へ帰省し,母とゆっくり過ごす.孫の顔を見せるだけでとても喜んでくれる.息子は最近人見知りをするようになってきたので,親から離されるとすぐに泣いてしまう.それでも母は喜んでくれていた.母は昨年から大病を患い闘病中である.あとどれくらいの時間を共有できるか分からないが,喜びを糧に元気で頑張ってもらいたい.
せっかく九州に来たので一度はラーメンを食べたい.というわけでランチはラーメンにした.こちらは九州の名店「大砲ラーメン」だ.ボクが子供の頃からずっと同じ場所で営業しており,帰省する度に一度は食べに来てしまう懐かしの味である.久しぶりに食べるとやはり旨い.せっかくだから別の店を開拓したいではあるが,次回もきっと再訪してしまうのだろうな.
ランチ後は別府で有名な観光地「地獄巡り」をする事にした.ボクは何度も訪れているが,妻は初めてとのことだったので,久しぶりに全地獄をみて回った.家族で写真を撮りながら巡って行くとあっという間に時が流れてとても楽しかった.失敗写真もたくさんできたけれども,失敗を一緒に笑い合える人が近くにいるのはいいものだなと思う.今後も一緒に笑い合える関係を維持できるように頑張ろう.
息子はまだ0歳なので今日の事は全く覚えていないだろう.物心ついたら再来しいつの日か思い出を共有できたら良いな.
2日目の宿泊場所に移動する.旅行では基本的に同じ宿に泊まらないようにしている.なぜならば違う温泉と違う料理を楽しむ事ができるからだ.時間は有限だ.なるべく失敗もしたくないので予約時にはしっかり宿の口コミを調べてから予約したい.
食事と温泉を十分に満喫する事ができた.
3日目
最終日.しばらく温泉に浸かれないので早朝から温泉を満喫する.あいにくの雨天であったが,雨に当たりながら露天風呂を満喫する.脱衣所を出たら屋外に湯船があるタイプであった.冬の九州は非常に寒い.しかも雨が降っていたため冷たい水が体にしみる.辛い思いをして入った露天風呂は格別だ.
宿をチェックアウトし実家に向かう.母と顔を合わせ,再開の約束をする.そしてまた沖縄への8時間の帰路についた.移動はとても大変だけれども,移動する度に家族との思い出が積み重なる.人生でなすべき最も大切な事の一つは『思い出作り』だと思っている.今回は帰省目的ではあったが,母だけでなく一緒に育った弟・弟家族とも時間を共有することができた.思い出が増えた.今後も時間を作って色々な場所に訪れ思い出を作っていきたいな.