沖縄本島からダイビングする際,有名なのはケラマと青の洞窟であろう.有名であるため,常に賑わっている.ケラマ行きのボートなどは,コロナ不況などどこ吹く風の盛況ぶりである.

ボクは大勢でワイワイ賑やかにするのは苦手なため,あえてケラマを外してポイントを探すことにした.今回は,沖縄本島北部にある本部のポイントで潜ることにした.

お世話になったのは少人数で対応してくれ,オーナー自らも水中写真大好きなFeel diveさん.

観光スポットとして有名なゴリラチョップ.ゴリラがバナナを食べているように見えるが,チョップしている絵が由来のよう

ゴリラチョップはマクロ天国.撮りきれないくらい多くの水中生物が生活している.

今回使用したカメラはα6300,レンズはSELP1650を選んだ.遠征ダイビングではあれもこれも持って行くと荷物が重くなり,最悪飛行機に乗せられない(追加料金が取られる)というハプニングに遭うこともある.レンズ1個で近景も遠景もそこそこ撮れるSELP1650は旅行の際には重宝する.35mm換算で24mm-75mmであるので,水中はワイドとしては画角が狭く,マクロとして寄れないこともあって中途半端な画角となる.ゴリラチョップは基本的にマクロ生物を楽しむ場所であるため,水中にはマクロコンバージョンレンズを持ち込んで撮影を行った.コンバージョンレンズを使用すると,テレ端(ズーム側)でもしっかり被写体に寄ることができるのでマクロ生物を撮影することができる.ただし,合焦する距離はとても制限されるため動いている生物の撮影や,逃げてしまう生物の撮影は非常に難しい.必然的に被写体は撮りやすい動かない生物が多くなる.ピントが合えば背景のボケもキレイで,なかなか満足のいく写真が撮れる.修行を積んでコンバージョンレンズをつけても動く生物を撮影できるようになりたいな.